掲載日:2024年11月01日 (金)
【12月25日締め切り】2025年カレンダー「土門拳写真の旅 石造美術」とペア招待券セットを抽選で3名様にプレゼント
プレゼント 山形
2025年カレンダー「土門拳写真の旅 石造美術」とペア招待券セットを抽選で3名様にプレゼント
グッズ
土門拳が撮った作品8点を収めたカレンダーです。
土門拳カレンダーは、2018年度、第69回全国カレンダー展でトップの経済産業大臣賞金賞を受賞しています。
「ペア招待券について」
・入館料が変わる特別展の期間でもご利用可能です
・1回限り利用可能です
・有効期限は2025年12月末です
- 関連リンク
- 応募方法
- 「プレゼントに応募する」ボタンから応募
- 応募締切
- 2024年12月25日(水)
- 当選発表
- 12月下旬の賞品発送をもって代えさせていただきます。
- サービス提供
- 土門拳記念館
土門拳記念館について
土門拳の作品約13万5千点を収蔵し、土門のライフワークであった「古寺巡礼」をはじめ、「室生寺」「ヒロシマ」「筑豊のこどもたち」「文楽」「風貌」などの作品を、その保存をはかりながら順次公開しています。
JAF会員優待でおトクに入館できます
【優待内容】
入館料100円引
一般:800円→700円
学生:400円→300円
小・中学生:無料
【対象】
会員含む5名まで
【利用方法】
受付時にJAF会員証を提示
企画展のお知らせ
期間:2024年10月26日(土)~2025年1月19日(日)
第43回土門拳賞受賞作品展
石川真生 私に何ができるか
第43回土門拳賞は、1970年代から一貫して沖縄と沖縄の人々を撮影し続けている石川真生氏の写真展「石川真生 私に何ができるか」(東京オペラシティ アートギャラリーにて2023年に開催)が受賞しました。この展覧会では、黒人米兵を顧客とするバーで働きながら、同僚の女性たちと黒人兵士との交友を撮影した初期作品から、琉球史のさまざまなシーンを友人知己に演じてもらった創作写真と米軍が存在し続ける沖縄の現在に迫るドキュメンタリーとで構成される『大琉球写真絵巻』まで、約50年間の作品166点を展示。当事者として状況に身を投じその場を浮かび上がらせた写真とともに、半世紀以上一貫して撮り続ける意志が高く評価され、今回の受賞に至りました。土門拳記念館における受賞展では、その中から厳選された21点を展示しています。
※会場では、土門拳記念館の学芸員が撮影した石川氏のインタビュー映像を会場限定で上映しています。
同時開催
土門拳記念館のマチエール!
写真家・土門拳(1909 - 1990)は幼い頃から多くの書物を読み漁り、古今東西の美術に強い関心を抱いていました。青年期 に憧れていた画家の道は19歳の頃に諦めたものの、後年に写真家として大成してからも、しばしば美術的・絵画的な視点から写真について語っています。そうした中で土門が頻繁に使った言葉の1つが「マチエール」です。本来は西洋絵画における絵具の質感を指すために使われることが多いこの単語を、土門は写真に関する言説の中でよく用いました。たとえば、「マチエールの問題こそ近代油絵の重要な課題であると同時に、油絵とは全く違った意味で近代写真の重要な課題だと思う」「マチエールをつかむということは、写真的肉体を形成するということなんだ」といった土門の言葉からは、彼にとってマチエールという概念が極めて重要だったことが窺えます。
また、仏像の“へそ”について「指をつっこんでくすぐってみたい」と語ったり、風景写真に関する持論を述べる際に「手でつかめる風景」という独自の概念を用いたりするなど、被写体や写真を巡る彼の思考の中にはしばしば触覚的な感覚が表れています。土門が得意としたクローズアップ撮影――物質が持つ質感を局所的に強調する手法――なども、そうした志向の表れだったのかもしれません。本展では、「マチエール」「質感」「触覚」などをキーワードに、多様なジャンルの土門作品を横断しながらその特性を再考します。